
冬春イチゴ
東北で品種改良された「そよかの」などを栽培。
じっくりと甘みを蓄えた、春から初夏にかけてのイチゴです。

青森の寒冷地で挑む、
持続可能な新しい農業
私たちエヌ・シー・コーポレーションは肥料会社として
創業し、さらに、食品産業へ天然カルシウムなどのミネラル
素材を提供し続けてきました。
今、その知見を活かし、さらなる挑戦を始めています。
主力拠点である青森工場では、製造工程で生まれる「排熱」と
「地中熱」をエネルギーとして再利用。
祖業である肥料の知見も活かし、グループ会社である
「A&T ひらないアグリ」「株式会社アクティブ・リソース」と
連携し、環境負荷を抑えた新しい農業に取り組んでいます。
「食の出発点」である農水産業に自ら携わり、地球環境の
循環と人々の健康に貢献したい——。
私たちはこの熱循環モデルを確立し、施工・設計パートナー
と共に、再生可能エネルギーの活用を新たなお客様へご提案
する体制を整えています。
自然の恵みを無駄なく活かす私たちの挑戦にご期待ください。



創業からの想いと「食」への回帰
なぜ、ミネラル素材を提供してきた私たちが農業をやるのか?
その答えは、創業のルーツと製品にあります。
私たちエヌ・シー・コーポレーションは、創業以来「自然
由来」の原料にこだわり、肥料や食品添加物としての天然
カルシウム素材を作り続けてきました。
私たちが提供してきた素材は、農業や多くの食品加工に
使われ、人々の健康を支えています。つまり、私たちは常に
「食産業」の一部であり続けました。
しかし、私たちは考えました。「原料を加工するだけでなく、
その『食のルーツ(出発点)』そのものを自らの手で育むべき
ではないか?」
食品の栄養価を高める素材メーカーから、命を育む生産者へ。
自然の恵みを製品にする私たちが、その恵みを生み出す第一次産業に挑戦することは、創業からの必然的な進化でした。
単なる農業への参入ではなく、メーカーとしての「技術」を
どう活かすかというストーリーです。
舞台は、本州最北端・青森県。 寒冷降雪地であるここは、
冬場の農業にとって過酷な環境です。
しかし、私たちには「熱」がありました。
工場から出る「排熱」と、大地が蓄えた「地中熱」。
これまで使われなかった、あるいは見過ごされていた
エネルギーを「サーマルマネジメント(熱利用技術)」
によってコントロールすることで、青森の冬を「作物が育つ
最適な環境」へと変えることに成功しました。
厳寒期に加温コストを抑えながら栽培することで、春を待たずに
旬を迎えるイチゴや、寒い春・秋と冷涼な夏に出荷できる、
ミニトマト・きくらげなど、他の場所とは異なる旬のおいしさ
を皆様へお届けします。

サーマルマネジメント
工場から出る「排熱」と、地下100mの安定した「地中熱」をハイブリッドで
農業に利用する独自のシステムを構築しました。この技術は、熱源(工場排熱、
バイオマスボイラー、バイオマス発電所等)を持ちながら有効活用できていない
事業者様へのソリューションとしても提供しています。
工場排熱と地中熱を組み合わせ、天候に左右されにくい安定した熱供給を実現。
特許出願中の独自技術です。
寒冷降雪期でも加温により従前の農業より長い栽培・収穫が可能に。
さらに夏場は地中熱を利用した冷却で高温障害を防ぎます。
このサーマルマネジメントシステムを、新たな熱利用事業としてライセンス提供・
共同開発いたします。

地中熱とは、地表からおおよそ地下200mの深さまでの地中にある熱のことで、
深さ10m以深の地中温度は季節に関わらずほぼ安定して、その地域の平均温度より
少し高い程度となっています。
そして、この安定した熱エネルギーを地中から取り出し、冷暖房や給湯、融雪などに
使用することを「地中熱利用」と呼んでいます。

少し寒い春秋は加温で整え、冷涼な夏は自然の恩恵を受ける、北東北の気候と
上手に付き合い、端境期に国産の美味しい農産物を提供できることが、私たちの
大きな強みです。

東北で品種改良された「そよかの」などを栽培。
じっくりと甘みを蓄えた、春から初夏にかけてのイチゴです。

寒暖差のある気候と適切な温度管理により、糖度の高い濃厚な味わいのトマトを育てています。

肉厚で歯応えがあり、鮮やかな色合いが特徴。希少な純国産の生きくらげを通年でお届けします。
水産業への挑戦
カルシウム原料(貝殻)を使用するメーカーとして、その原料となる貝を育てる支援を
行っています。
徳島のカキ養殖メーカーと提携し、人工種苗によるカキ実験養殖を青森で展開。
猛暑に強い人工種苗と水温適応技術により、安定した生産を目指します。


私たちの挑戦は、大地だけにとどまりません。
主力製品であるカルシウムの原料となる「貝殻」。その恩恵を与えてくれる海を守るため、私たちはカキ養殖事業の支援にも乗り出しました。
豊かな海で貝を育て、原料を確保すると同時に、CO2固定化(ブルーカーボン)に貢献する。
工場排熱と地中熱を利用し、クリーンなエネルギーで新たに農作物を育て日本の食糧自給率に貢献する。
育った農水産物と当社のカルシウムで、人々の健康や新たな食の喜びに貢献する。
グループ会社である「株式会社アクティブ・リソース(技術・販売)」と「A&T ひらないアグリ(生産)」と共に、 地域資源を余すことなく活用し、環境と経済が循環する新しい一次産業のモデルを、青森から発信していきます。