日本人の骨粗鬆症患者数は1,280万人と言われています（「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」（一般社団法人骨粗鬆症学会））が、その内約80％にあたる980万人が女性です。

骨格を構成する重要な物質であるカルシウムが不足すると、骨粗しょう症だけでなく、間接的に動脈硬化、高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病、慢性閉塞性肺疾患などの生活習慣病のリスクも高くなります。

「厚生労働省 健康日本21（第二次）分析評価事業 栄養素摂取量 カルシウム摂取量」によると、実際のカルシウム1日摂取量は40代で420mg、60代で540mgとなっています。
「日本人の食事摂取基準（2015年版）」では、1日当たりの推奨量を成人男性で650mgから800mg、成人女性で650mgと設定されていますので、普段の食事等では不足していることが分かっています。